Jリーグ:ヴァンフォーレ甲府はACLを辞退しないのはなぜ? 天皇杯優勝で参戦できる理由

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ヴァンフォーレ甲府はJ2リーグのサッカーチームでありながら天皇杯で優勝し、ACL(アジアチャンピオンズリーグ)出場権を得たのですが辞退はしませんしする必要もありません。2023年は決勝トーナメント進出も果たしており、これは日本のチームの中では初の快挙と言えることです。では甲府はJ2リーグのチームでありながらも何故ACLで出場することができるのでしょうか。

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ヴァンフォーレ甲府はどんなチームなのか?

ヴァンフォーレ甲府は山梨県の甲府市、韮崎市を本拠地とするスポーツ、サッカークラブです。1999年にJリーグに加盟しており、J1リーグとJ2リーグの所属経験があります。またJ2リーグのチームでありながら天皇杯に優勝したとてもすごいチームでもあります。2023年にはACLで決勝トーナメント進出を決めており、国内、海外のメディアのページでニュースの速報や一覧としても特集で取り上げられました。スタジアムは山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場で試合が開催されてます。

チーム名はフランス語

チーム名はフランス語からきており「Vent(風)」と「Forêt(林)」を合わせた造語で決まっています。これは戦国時代における武田信玄の「風林火山」に基づいていてユニフォームにも反映されています。過去のメンバーには日本代表にもいた選手も所属していました。ヴァンフォーレのファンやサポの応援はとても熱狂的でX(twitter)やブログで写真の画像や動画の掲載をやっている方も多いです。

ACLで決勝トーナメント進出をした快挙

ヴァンフォーレ甲府はJ1リーグのときの順位は下位でタイトルをたくさん取っているようなチームではありません。J2リーグのチームでありながら結果としては天皇杯で優勝をしており、さらには2023年のACLでは日程がタフですがグループリーグを突破して決勝の舞台へいきました。これはもちろん日本のチームでは初めての快挙となります。チームスタイルはスペインを彷彿させるような同じ攻撃的サッカーが持ち味。どこからでもゴールを狙います。

特定の母体企業を持たない

ヴァンフォーレ甲府は東京ヴェルディでいえば読売、川崎フロンターレでいえば富士通、名古屋でいえばTOYOTA、横浜マリノスでいう日産などの大口企業がスポンサーにはなっていません。小口スポンサーの支援を受けるクラブの一つで資金的には決して裕福とは言えないのですが、奮闘しているサッカーチームです。資金がないため、移籍していく選手や監督も多いですが、戦力は維持できているチームです。

チームのユニフォーム

チームのユニフォームはスポンサーがばくばくや山梨中央銀行など地方のスポンサーで構成されておりこれがユニフォームにも入っています。ユニフォームは青と白が基調です。チケットなどは売れ行きがそこそこ良い方で掲示板などでもサポーター向けの募集が多く見られます。スタジアムの会場でもたまにチケットを欲しがっているおじいちゃんがいます。

ヴァンフォーレ甲府はACLを辞退しないのはなぜ?

今回ACLでの躍進はニュースにもなり注目されましたが、ヴァンフォーレ甲府はACLを辞退しないのはなぜ?と言う疑問があります。ヴァンフォーレ甲府はACL出場を決めたときはJ2リーグのチームで下部リーグの所属でした。そうなると出場して戦う権利はないのではないか?という疑問が生じますが、以下のような理由や情報があり、総合で見ても問題ないのです。

J1ライセンスを持っているため

ヴァンフォーレ甲府はACL出場を決めた時点では、J2リーグの環境にいるチームでした。しかしJリーグの規定では、ヴァンフォーレ甲府はJ1ライセンスを持ってます。そのため、問題なく出場して世界の舞台に立つ権利を持っています。実は逆に辞退をしてしまうと、AFCからJリーグにペナルティを課されてしまう可能性があるので危険なのです。次はクラブワールドカップの決勝戦に出て、相手と対戦して勝利しているかもしれません。

ホームスタジアムは、国立競技場

ヴァンフォーレ甲府はACL出場に関して、AFCクラブライセンス上のホームスタジアムはホームゲームを国立競技場で行うという条件付きで、OKとしました。2023年のグループリーグを見てもわかる通り、甲府は国立競技場で試合をしています。しかし本来のスタジアムは山梨県小瀬スポーツ公園陸上競技場です。

AFCクラブライセンス判定

AFCと言うアジアのサッカー連盟があり、ここではAFCクラブライセンス判定をしています。甲府はJ2でありながらもOKということになったのです。2013年より、AFCが加盟各国に「クラブライセンス制度」の導入を要請したことから始まりました。ただし次からはAFCライセンス基準改定をされたため、J1所属チームのみにライセンスが交付にされることになります。クラブライセンスを持っているチームだけがACL出場を決められます。

天皇杯の規定では問題なし

以下の記事でも紹介しましたが、天皇杯の規定では問題なしです。優勝して制したチームはAFCチャンピオンズリーグの出場権を得て戦うことができるため、クラブのライセンスさ得しっかり取得しているチームであれば、大会で優勝することにより、ACLの出場が可能となるわけです。甲府は実際に天皇杯で優勝していますし、八百長をやったわけではありません。

天皇杯の視聴方法

天皇杯の中継は地上波テレビで中継されることもありますが、スカパーが生中継をしています。詳細については以下の記事で紹介をしていますので参考にしてみてください。

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