Jリーグ:大宮アルディージャはなぜ弱い? J3にまで降格、凋落してしまった理由とは? 下位に低迷

J League

大宮アルディージャはなぜいつもJ2の下位で終了し、さらには2023年にはJ3リーグと降格して終戦し弱くなったのか理由を解説します。このチームはかつてJ1にもいた有名なチームでした。それもNTTと言う巨大資本がバックにいたため、大型補強がずっと続けられた環境にあったのですが、それも昔の話。いまではJ3にまで降格してしまったチームにまで落ちぶれてしまったのです。

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大宮アルディージャとは?どんなチーム?

大宮アルディージャは埼玉県さいたま市に本拠地を構えるスポーツチームです。1969年に大宮アルディージャの前身である電電関東サッカー部が設立。日本電信電話公社がその後NTTとなったことで民営化され、1999年にJリーグに加盟することになりました。J2からスタートした大宮はその後、J1昇格を果たしましたが、J2、J3へと落ちていきました。

クラブカラーはオレンジとネイビー

クラブカラーはオレンジとネイビーで、これは大宮氷川神社の色をかなり強く反映しております。勿論ホームゲームでのユニフォームもオレンジとなります。クラブマスコットはリスがモチーフのアルディとミーヤです。

クラブの伝統サッカースタイル

クラブの伝統のサッカースタイルは間違いなく、守備的なサッカーで守りから入ります。守備に重点を置いて、速攻で点を取ると言うスタイルが最も似合っています。何度も攻撃的サッカーに移行しましたが、失敗を重ねた歴史があります。

浦和レッズとのさいたまダービー

さいたまダービーと呼ばれる試合があり国内のニュースや写真でもよく取り上げられます。webや海外メディアの速報でも取り上げられることがある試合で、これは浦和と大宮との試合を指しており、前は両チームともJ1にいたため盛り上がりました。意外にも大宮が良く勝っていて、「強いほうのさいたま」などと言われていましたが、それも昔の話です。

大宮アルディージャの昇格、降格の歴史

大宮アルディージャは昇格も降格もしています。これは弱いともいえますし、強いとも言えるでしょう。全体的に見ればチームは明らかに下降線をたどっていますので、今後が不安視されています。一覧ではなく時系列で追って説明します。

1999

1999年は大宮にとっては記念の年となりました。J2に参入することになり、最初のほうは中位で低迷していましたが、三浦俊也が監督に就任して流れが変わります。シーズン前半は中位で低迷していたのですが、第19節から6戦無敗で2位に上がると、その後は13連勝し、最終順位2位で初J1昇格を果たしたのです。

2005

J1に参入した大宮は毎年必ず降格候補に挙げられるようなチームでしたが、いつも落ちそうだけどギリギリで残留することから、高校や大学の受験性が御守り代わりに大宮のグッズを持つようになったと言われています。ズデンコ・ベルデニックの時代に最盛期を迎えましたがこの流れは2014年に終わります。大熊清が監督になりチームは崩壊。見合わないポゼッションサッカーが浸透せず、圧倒的な弱さでJ2へ降格しました。

2015

降格した大宮は攻撃的スタイルを採用。チームの主力は残り続けたことが大きく、特に家長の潜在能力を開花させ、FWでプレーさせることで攻撃に溜めができるようになり、第15節に首位になると首位を一度も譲ることなく圧倒的な強さでJ1へ復帰することになりました。

2016

2016年は勝ち点50を達成でクラブでも年間で最高順位の5位を獲得。これで上昇していくと思われた大宮は2017年にふたたび崩壊します。また堅守速攻からポゼッションサッカーへ移行して大失敗。大宮は最下位でのJ2降格となったのです。さらにシーズンオフには主力選手も移籍してしまい、ここから下降線を辿っていくことになります。

2018

2018年以降の大宮は最初こそ、J1参入プレーオフに参加できたのですが、勝ちあがれずJ1に復帰ができませんでした。年々J2でもがくことで、有力選手の維持ができなくなり、さらにサポーターの不満もたまり、順位も落として2021年ごろからは下位の常連となって降格圏が続き、危機的な状況になっていきます。いよいよ2023年には勝利もできなくなり、J2で21位が確定しJ3への降格が決定。さらなる弱体化が危惧されています。

2024

大分トリニータや松本山雅など、J1からJ3に落ちた同じチームはあるのですが、大宮のような金満チームが今シーズンにJ3降格したのは初の事例です。2024年、今季はJ3で戦う大宮ですが、年々有力選手も減っていき、予算も削られている状況で、果たして次は昇格を争い、復興ができるのでしょうか。

大宮アルディージャはなぜ弱い?その理由

最後に大宮アルディージャはなぜ弱いのか?その理由をいくつか挙げていきたいと思います。主な理由はフロントの一貫性のない戦略にあると言えるでしょう。新潟、福岡、名古屋、湘南や柏のように降格していくチームは他にもありますが、大宮の場合は期待ができず底なし沼に嵌っている状態です。再建ができるのでしょうか。

サッカースタイルがいつも変わる

今、大宮のサポーターのほとんどは守備的サッカーからの速攻スタイルが支持されていますが、色気をだしたフロントがいつも攻撃的なポゼッションサッカーを目標として失敗します。これはJ1にいた時代でもいつもこの流れに嵌って下位に低迷、その後堅守速攻に切り替えて上昇して残留と言う流れを繰り返していました。NTTのフロントによる全く一貫性のない経営が現場で混乱を生んでいます。エンタメとしては面白いかもしれませんがサポーターからのブーイングが止まりません。

サポーターの価値が低い

大宮は他のチームと比べてもNTTと言う企業色がかなり強いです。他のチームはスポンサーが集客を見込めるから投資して広告を出してくれるのに対して、大宮は100%NTTに依存しており、NTTがなければ成り立たないチームです。一部の大宮サポーターのなかにはNTTの排除、撤退を希望する方もいますが、その考えは危険です。NTTがなくなれば大宮は市民クラブとして、資金のないチームになることは確実です。

浦和よりも存在感が全くない

埼玉県には浦和レッズと言うACLで何度も優勝したチームがありますが、大宮はそれに対抗しようとして、埼玉県のさいたま市という地域に本拠地を置きました。しかし観客動員数、知名度、資金力すべてを見ても浦和に劣っていました。その結果大宮は地味なチームとなり、これに加えてフロントの迷走にも影響され、クラブ自体の成績が年々落ちていっています。

ズデンコ・ベルデニックとの確執

大宮の全盛期は間違いなくスロベニアのズデンコ・ベルデニック監督の時代でした。就任後は第24節から最終節まで11試合連続無敗を記録したのですが、その後の連敗中にハードワークを嫌った選手と対立することになり、最終的にベルデニックをフロントは解任してしまったのです。ここから大宮は没落していったように思えます。少なくとも結果を見る限り、ここからの大宮の衰退は必然的なものといえました。

予算の削減

大宮と言えば巨大資本のNTTによる投資で一挙に大型補強をするという印象があるかもしれません。しかしこれはもう昔の話。J2でも下位に低迷するようになってからは人件費、予算が削られ続けており、実はもうそれほどチームの強化に使えるお金がありません。最大の強みがなくなったことで何もないチームへと落ちぶれました。毎年削減の最新情報が決算のニュースにでてきますので上位どころか残留争いになるのは当たり前かもしれません。

Jリーグを観戦しよう

Jリーグは毎試合スリリングな戦いを見ることができます。動画配信サービスに加入すると毎試合生中継が見られます。以下の記事で紹介をしていますので興味がある方は見てみましょう。

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