ナショナルチーム:イングランド代表は過大評価? 黄金世代のタレント集団 なぜ実力があるのに無冠?

National Team

イングランド代表といえば、ヨーロッパの強豪チームであり、ワールドカップやユーロの本番前になると、必ずと言っていいほど優勝候補に挙げられることが多いチームです。しかし実際のところはワールドカップで1回優勝しただけであり、ブラジルやドイツなどの真の強豪と比べれば明らかに劣るのです。なぜイングランドは勝てないのでしょうか?

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イングランドとは?

イングランドとは、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国を構成する一つの国です。イングランドの人口は全体の80%を占めており、連合国の中核を担う国と言うことになります。公用語は英語となり、人口は5000万人もいます。そもそもなぜイギリスではなく、イングランドと呼んでいるのか、その理由はこれから以下で説明をしていきます。

イングランド代表

イングランド代表はフットボールアソシエーションによって構成されるイングランドサッカーのナショナルチームです。ホームスタジアムはウェンブリーであり、愛称はスリーライオンズと呼ばれています。イングランドにはワールドカップ優勝が1度あります。そのため、イングランドを評価するサッカーファンはとても多くいます。

イギリス代表がいないのはなぜ?

サッカーをあまり知らない方はイギリス代表ではなく、なぜイングランド代表?と思う方がとても多いはずです。イギリスの正式な国名はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国。つまり連合王国なのです。一番大きく、イギリスの首都ロンドンがあるイングランド、その次はスコットランド、西のウェールズ、隣の島国アイルランドの北アイルランドの4つの国が一緒になって連合王国を構成しています。FIFAに加盟できるのは1国1協会が原則ですが、サッカー発祥の国であることから、特別に1国4協会でのFIFA加入が認められました。

それぞれの協会がある

実はイギリスの各協会は設立がそれぞれ別の時期にされたという経緯があります。イングランドでサッカー協会が設立されたのは1863年、1873年にスコットランド、1876年にウェールズ、北アイルランドが1880年にサッカー協会を設立しました。このような経緯があるため、FIFAとしても、それぞれ独立の代表として認めることになったのです。

サッカーイギリス代表

しかしそうはいっても2012年のロンドン五輪ではサッカーイギリス代表が結成されました。メンバーはイングランドとウェールズの2協会の選手のみ選ばれ、スコットランドと北アイルランドの2協会の選手は辞退したという経緯があります。これらのこともあり、連合国全体としての代表チームと言うのはなかなか結成が難しいという背景があります。2016年のリオデジャネイロ五輪もイギリス代表チームを検討していたのですが、拒否されたため、再結成できませんでした。

イングランド代表はなぜ勝てないのか?

イングランド代表はワールドカップ優勝経験もあるため、とても期待されるチームの一つですが、実際のところ、ユーロでもワールドカップでもなかなか勝てないのが現状です。なぜイングランドは勝てないのか?その理由をまとめてみました。とくにMFに名手が多いのがイングランドは人気ランキングも常に上位です。

サッカーの母国

イングランドと言うのはサッカーと言う競技自体が生まれた地でもあります。そのことから、イングランドに対する期待値は他の代表チームより上になります。期待が高いということもあってイングランドは毎回優勝候補に挙げられる傾向があるのです。海外のスポーツのニュースでもイングランドは注目度が高いです。FWにもバロンドールを狙えるような有名選手は多いです。しかし黄金世代でも勝てませんでした。

プレミアリーグの存在

イングランド代表がやたら持ち上げられるのはプレミアリーグの存在があるから。プレミアリーグは全世界でもっとも繁栄しているリーグであることは間違いありません。それもあってイングランド代表荷も期待が集まるのです。しかしビッグクラブの主力選手というのはイングランド人ではなく、外国人であるケースが多いため、イングランド代表の底上げができているかというと疑問符が付きます。持ち上げられすぎているがゆえに、勝てないという一面があります。

ヨーロッパでトップではない

イングランド代表の選手の質と言うのはヨーロッパではトップレベルではあります。しかしながらトップではありません。フランスやスペインに比べるとイングランド代表の選手の質はどうしても落ちます。フランスやスペインの選手はプレミアリーグで中核選手になっているケースも多く、イングランド人を押しのけてレギュラーになっているため、とても優秀です。国内プレミアのクラブでもゴールを決める選手は外国人が多いです。イングランドに才能のある選手はいますが国際舞台ではいまいちです。

強豪国の中では下

イングランド人選手のレベルはフランス、アルゼンチン、スペイン、ブラジルなどの世界のトップレベルの中ではやはり一段実力が落ちてしまいます。ワールドカップで優勝するためには選手のレベルがトップクラスである必要があります。その点で見ると、優勝するためにはどの大会のメンバーを見てもイングランド代表の選手のレベルは優勝候補筆頭国に比べると落ちてしまうのです。最高のタレント集団とは言われるイングランドも世界規模で見ればみんな凡庸です。

PK戦の弱さ

実はイングランド代表はPK戦でいつも負けます。主要大会のPK戦での結果になりますが、ほとんどの試合で負けていることがわかるでしょう。直近の30年で勝っているのはスペイン戦と、コロンビア戦だけ。それ以外の試合では必ず負けているのです。ユーロやワールドカップで優勝するためには運も必要なのです。

1990 – World Cup Italy semifinals against West Germany●
1996 – UEFA EURO Quarterfinals against Spain◯
1996 – UEFA EURO semi-final against Germany●
1998 – World Cup France Round of 16 against Argentina●
2004 – UEFA EURO Quarterfinals against Portugal●
2006 – World Cup Quarterfinals against Portugal●
2012 – UEFA EURO Quarterfinals against Italy●
2018 – World Cup Russia Round 16 Match against Colombia◯
2021 – UEFA EURO Final against Italy●

代表チームを観戦しよう

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